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「沖で待つ」絲山秋子
「沖で待つ」絲山秋子_c0045523_20151913.jpgこの本は薄い。とても持ちやすい。






「勤労感謝の日」
36歳、独身、無職の私は成り行きでお見合いをすることになる。
会ってみたらイヤ~な男。こんな日があってもいいかなと
他人事だし、ゆとりの心で思ったけど・・・イヤだね。
無駄な時間だね。その日が「勤労感謝の日」というところが苦笑。

「沖で待つ」
住宅設備機器メーカーに女性総合職で就職した、私。
同期の太っちゃんと福岡の営業所に勤務する。
バブル期、懸命に働く。働かされていたのかもかもしれない。
だから、太っちゃんと働く仲間として深い絆が結ばれていたんだ。
太っちゃんは、社内結婚をして子供にも恵まれていたのに・・・・
私は、太っちゃんとの約束を果たさなければ・・・。
太っちゃんは良い人なんですよ。同期の気の合う仕事仲間でなくても
多分、普通にメチャメチャ良い人。

自分自身思い返すと、同期に対して思い入れなどなく出来れば
忘れてしまいたいことばかりで、アイツラに対しては憎しみばかり、今でも湧いてしまう。

この2作品短いんです。すぐに読み終わってしまうんです。
読後余韻が残るとか、考えさせられるとか全く
無くサクッと読み終わってしまうのです。(字も大きいしね)


さて、『沖で待つ』とは、何でしょうか? 読んでみてください。
by nonki27 | 2006-11-24 20:17 | よむ
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