私は小説家になったばかりの頃、手紙の代筆をするという
アルバイトをしていた。 人の話を聞き、その人の気持ちになって書く。口コミで広がり 依頼者は次々訪れる。 『名前も分らぬあなたへ・・・・ ・・・・・茅野大介 十九歳』 と、縦書きで丁寧に書かれた文章はなんとも古風でいいものだ。 読み始めは、相手を思う気持ちに、じーんと来たが・・・ でも、どんなに筆跡を似せても相手には分ってしまうよね。 元彼とか、会社の同僚とか・・・ 読み進めていくうちに手紙の依頼者は、自分本位だなぁと、思った。 苦手な同僚からの交際を断わる手紙。 好意を寄せている同僚の方への手紙。 見合いを断わる手紙。 腐れ縁を断つ元恋人への手紙。 私は、見合いを断わる手紙を書きながら、この女性と結婚しない方が よかったのではと思ってしまうのだ。 何とも、自分勝手なんですよ。人の心の中なんて、そんなもんだと思うな。 ≪手紙というものは、人間の心を映す鏡のような存在でもある。≫ メールする時も、気を付けようと思った。
by nonki27
| 2007-07-29 16:08
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