失踪した小説家が残した原稿は「残虐記」。
そこに書かれていたものは・・・・ この小説家は、25年前の少女誘拐・監禁事件の被害者であった。 その事件を自ら考え、検証するため書いたと標されている。 少女が育った環境、監禁されてからの犯人との生活は、実にリアルで それにも増して、少女が救出されたからの、感情・精神状態の描写は恐ろしいくらいだ。 犯人ケンジ、ヤタベさん、みっちゃん、その繋がりは・・・・ えっ・・おぇっ・・・驚きと不気味さと恐ろしさに、ハマッていきページをめくる 手が止まりません。 読み終わって、この小説はなんなんだ!?と。 実際にあった少女監禁事件をモデルにしているようですが、 想像から生まれた想像小説とでも言いましょうか、 ミステリー、犯罪小説?・・・ではないですね。 そんなことを考えていたら、最後に解説の方が書かれていた通り、同感です。 ≪異様で面白い小説≫
by nonki27
| 2007-10-21 15:33
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