名古屋から上京した久雄、
社会にもまれ東京にもまれ人にもまれ成長していく。 80年代の東京を舞台に、描かれている青春物語。 1978年、東京に上京。 これが後楽園球場か、キャンディーズの解散コンサートが行われていた。 1979年、大学に入学。 つかこうへいの芝居を観て、演劇部に入る。 1980年、大学を辞め広告代理店でコピーライターになる。 ジョン・レノンが撃たれた。 1981年、コピーライターの仕事に、後輩も着く。 名古屋オりンピックならず。 1985年、フリーのコピーライター二年目。 釜石・松尾VS同志社・平尾のラクビーの試合が気になる。 1989年、30歳目前このままコピーライターでいるつもりはない。 松田優作が死んでしまった。 久雄は、昭和34年生まれ。 上京してからの二十代の青春時代と時代背景、そして私の思い出とが混ざり合い、 たまらない青春物語。 平尾さんかっこよかったな、野田さんのお芝居観にいったな、江川・巨人軍って今考えても 凄いことしたなぁ…。 20代、夢があった、何者かになれると信じていた。 しかし、30目前で将来を考える。 久雄は≪このまま一介のコピーライターでいるつもりはないんだよ≫と言う。 ≪小説でも書けよ≫と言われる。 ≪たぶん自分は、二十九歳にもなって、将来は何になろうなどと考えているのだ。≫ この物語は<奥田英朗の出来るまで>だ。 奥田さんは直木賞作家になっているよ、 ファンが多く作品は映像化されてるよ、 私は<人を描かせたら日本一>と思っている凄い作家だ、大好きな作家だよ、 若い頃をこんな風に過ごし、私をこんなに震わせる小説を書く奥田さん、 大好きです。 18歳の久雄に話したい。
by nonki27
| 2015-06-22 09:37
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