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「心にナイフをしのばせて」奥野修司
1969年に起きた、サレジオ高校の生徒よる殺人事件。
高校入学二週間後、15歳の少年が同級生をナイフで刺し殺した。





この事件のルポルタージュ。
被害者家族の苦しみ、その後どのような人生を歩んできたか、
ほとんが被害者家族について書かれている。
その苦しみは重く、歳月が経っても変わりはない。

一方、犯人のことは、余り書かれていない。
犯人の父は、約束の賠償金をほとんど払わず死亡したそうだ。
そして、犯人は立派に更生し、弁護士になっていた。

≪少年の犯罪は、「前歴」となっても「前科」にはならない。≫
≪殺人者という犯罪歴は、少年院を出た時点で漂白され、国家によって新たな人生の第一歩
が約束されるのである。≫

犯人がいつ社会復帰したかわからないそうだが、
少年法の趣旨とおり立派に更生し、順風満帆な生活をしていた。
二浪して大学に入った人と、変わらない、その後…、じゃないか。
犯人は自分の犯したことをどう思っているのか。
国や法律では犯人をもっともっと調べることはできないのか。
どんな精神でどんな人間なのか。


「少年法」について考えさせられた。
by nonki27 | 2015-07-08 16:11 | よむ
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