最近の奥田さんは、LPレコードを買うことに夢中。
それはオーディオセットを買い替えたから。 半年で300枚以上は買っている、 一日平均2枚って…もはや狂っている? 1972年、オクダ少年・中学生は、お年玉と貯金をはたいてラジオを買った。 ラジオから流れてきた外国のポップスに夢中になる。 ロックに魅せられた、オクダ少年の青春ストーリー。 とは言え、田舎だ、中学生は坊主だ。 レコードを買いに自転車をこぐ、学区を出る時は制服なんですって。 ワタシハ、ポップス?洋楽?ここに出てくる曲も、アーティストも全く分かりません 知りません、ちんぷんかんぷんです。 でも、大好きなものに夢中になり、どんどん詳しくなっていく そういうことっていいですね、楽しいです。 高校生になったオクダ少年は、音楽評論家の≪中村とうよう≫に感化され、 文章を書く仕事をしたいと思い始めた。 ≪自分で発見した物でないと人は感動しないし、そもそも求めない人間には感動もないのだ。≫ ≪本はちっとも読まなかった、小説家になったのはこの時期の感動体験がベースになっている。≫ そして作家になり、作る側のことが分かる。 ≪作家のストレスは「書けない」ことではない。≫ ≪一番のストレスは、渾身の一作がちっとも売れなかったときの苦しみである。 人間、努力が報われないというのがもっとも堪える。≫ 「あとがき」に書かれていた現在の思いに、大きく肯く私でした。 ≪「ナントカ鑑賞なんてのは趣味のうちに入らない」≫ということに違和感を感じる。 趣味って行動しなければいけないのでしょうか。 確かに私のは趣味とは言えないでしょうけど。 好きな作家の本を読む、好きなアーティストの曲を聴く、楽しいです気持が良いです。 それは、生活を豊かにしてくれます。 つまらない、何もない、一日に力をくれます。 奥田さんの本を読んだり、斉藤和義さん、KANちゃんの曲を聴いたり、 好きなアーティストがいて良かったなと、最近つくづく思います。 ≪十代でロックに夢中になることが出来てラッキーだった。鑑賞こそが趣味の王道。 同士のみなさん、我らの老後は退屈知らずだと思いませんか?≫ そうだ!そうだ!ありがとう。
by nonki27
| 2017-03-06 10:49
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