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「勝っても負けても 41歳からの哲学」池田晶子
「勝っても負けても 41歳からの哲学」池田晶子_c0045523_1692498.jpg「週刊新潮」連載のコラム「人間自身」
2004年6月10号から2005年6月30日号
までのものを集めたもの。
前著「41歳からの哲学」の続編。




今回もバッザバッザと斬っています。気持ちがいいし、面白い。
中でも、「勝ち組・負け組」や「少子化問題」について
書かれているところは、うなずくばかりだった。

≪他人と比べてまだ足りない。まだまだ自分は幸福ではない。心の休まる時はないだろう。
しかし、心の休まらない幸福とは、いったい何のだろうか。≫

≪この子を産むのは損か得か。親にとって損か。社会にとって得か。こんなに人間を馬鹿にした話はない。冗談ではない、私は私だ。≫


野球に関心のない池田さんでも、イチローには関心を持つ。
イチローには天才の匂いがする、彼は精神の人である、イチローの言葉に無駄がないと言い
力強い眼、いい顔であると、まで言っている。
池田さんは天才好きなのだ。

≪天才の天才たるゆえんは、己の才能を自覚しているというここにある。天才であるという自覚こそが、天才を天才たらしめているのである。≫

イチローは自分のことがよくわかっていると、感じることがよくある。
(インタビューの受け答えを聞いたり、記事を読んで)
自分がどのくらい出来るか、どうしたらいいかが、面白いように見えているみたいだ。

私が思うイチローの凄さは、体だ。
多くの選手が、肩が痛い、足が痛い、腰が痛い・・・と、欠場する。
体調が悪く休む選手もいる。プロ野球は、それだけ過酷な長いシーズンを
送らなければならい。イチローがどこか〝痛い〟なんて言った事は
聞いたこたがない。イチローどこも痛くないの?常に万全の体調なの?
イチローの足は一体どうなっているのか、柔らかそうだけど。
イチローが体の限界を感じるのは、いつなんだろうか。

おお、イチローのことに脱線。

「わかる」とはいったいどいうことなのか。
わかるの不思議のついて考えてみる。わかっているかわかっていないか、
わかっていないことは、自分でわかる。わからないということがわかる。
わからないことをわかろうと努力する。
わからないものはわからない。

≪わかる時には、どういうわけか、「あ、わかった」という形で、人はわかる。
その経験は、その意味で、自分の努力ではない。「わかる」はどこか別のところからやってくるというか降りてくるというか、どうも自分の力によって起こるものではないのである。≫

この「降りてくる」という感覚わかる気がする。
「わかる」ひとつを考えてみても、なんとも不思議なことです。
by nonki27 | 2007-09-22 16:07 | よむ
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